キーンコーンカーンコーン


柚羅「はぁ、やっと終わったぁ〜…。」


蓮「やっと終わったって、少ししか授業受けてないだろ。」


蓮は机に突っ伏したまま、柚羅を茶化した。


柚羅「わ、私にとっては長かったのー。」


理沙「柚羅しゃん、隣のクラスの男子が柚羅しゃんのこと、呼んでますよ。」


柚羅「え、どこ?」


柚羅は次の授業の準備をしながら、理沙に教えてもらった。


理沙は「あそこあそこ。」と指を指して、柚羅に教えてあげた。


柚羅「なんだろ…。」


柚羅は男子のもとへとかけよった。


男子「あ、あの、ごめんね。忙しいとき。」


柚羅「ううん、大丈夫だけど。」


男子「よかった。あの、今日の放課後空いてる??」


柚羅「うん、空いてるけど…。」


男子「本当?!なら、体育館の倉庫に来てくれん??」


柚羅「あ〜、わかったぁ。」


男子「ありがとう!じゃぁ、放課後ね!」


男子はそう言うと、柚羅に手を振って教室へ戻って行った。