私が前を向いた瞬間
「変態」
ボソッと声がした
んっ?
その声は私の右から聞こえてきた
私はゆっくりと横を見る
そしたら眉間にしわをよせた
木下くんが私を見て言った。
「お前寝てる男に触れるとか変態なんだな」
も、ももももしかて…起きてたの?
「……さ、触ってなんてな、ないよ?……」
あきらか私はきょどってる
「嘘つくな。ボケ」
「前髪にホコリがついてたからとっただけだよ!」
私はバカだ…
さっきは触ってないって言ったのに
今は触ってました。って言ってるのと同じだ
「お前バカだな」
って少し笑いながら
木下くんが言った
ヤバい…
心臓がバクバク言ってる
