見知らぬカレと同居生活!?

「ちゃ、ちゃんと出したよ!
快晴くんのおかげで、せっかくいいのが出来たんだもん。教授に今朝手渡ししたよ!」

「そーか。良かったな」

わ、わぁー!快晴くんの笑顔!!
か、カッコいぃぃい……!!!!


「ひ、瞳ちゃん美羽ちゃん、あたしが惚れてる、って話、誰にも言わないでね!」

あたしはコソッと2人に耳打ちした。

2人は、ニンマリしながら、指で丸を作ってオッケーサインを出してくれた。


あぁー、心臓に悪い!
ヒロは、いっつもすごいタイミングで話に入ってくるんだからなぁ、もう。

6人になったメンバーは、ワイワイと盛り上がってる。

あたしは、こっそり快晴くんの顔を見つめた。

相変わらず朝は別々に登校してて、朝あたしが先に出たときは、快晴くんまだ寝癖のついた頭だったのに、
今はもうワックスで整えられ、快晴くんの薄茶の柔らかい髪が、余計にカッコよく見える。

はぁぁ……そりゃモテるだろーなぁ確かに。

顔だって外国の男の子みたいなイケメンで、瞳も髪もキレィな薄茶。
背は高いし、スタイルはいいし。

賢い上に、スポーツもできてさ………しかも、優しいし。

あたしにだけじゃなく、みんなに優しいのかな、やっぱ……。

帰り道頼まれたらまた送ってあげたり、
レポート手伝ってあげたり、さ。