ショボンと肩を落として、倉庫に背をむけて歩いてくあたしを、
快晴くんがジッと見つめているなんて、気付くはずもなかった。
女子更衣室で着替え、靴箱まできた時だった。
靴箱に背中を預けて座りこんでいた快晴くんが、あたしを見ると、ゆっくり立ち上がった。
「着替えるの早いな。女はもっと遅いもんなんじゃねーの?」
フッと笑う。
「かいせ…い…くん……。
あの子と帰らないの??」
「は?
あぁ。悠斗に、送ってやってくれ、て頼んどいた。
俺、逆方向なんだよな、アイツ送ると。悠斗のほうが、まだ方向一緒なんだよ。」
な、な、なによ……それ………。
「あた、あたしと、帰ってくれ…るの……??」
「だって。お前とは、方向が一緒も何も、住んでるとこが同じなんだからよ。しゃーねーじゃん(笑)」
「………仕方ないって何よー!失礼ねー!!快晴くんの、バカァ………えぇえーん!!」
「はぁ?なんで泣くんだぁ!?
ちょ、おい吉田ぁ!?中村!?
小早川なんかあったんか!?」
快晴くんがジッと見つめているなんて、気付くはずもなかった。
女子更衣室で着替え、靴箱まできた時だった。
靴箱に背中を預けて座りこんでいた快晴くんが、あたしを見ると、ゆっくり立ち上がった。
「着替えるの早いな。女はもっと遅いもんなんじゃねーの?」
フッと笑う。
「かいせ…い…くん……。
あの子と帰らないの??」
「は?
あぁ。悠斗に、送ってやってくれ、て頼んどいた。
俺、逆方向なんだよな、アイツ送ると。悠斗のほうが、まだ方向一緒なんだよ。」
な、な、なによ……それ………。
「あた、あたしと、帰ってくれ…るの……??」
「だって。お前とは、方向が一緒も何も、住んでるとこが同じなんだからよ。しゃーねーじゃん(笑)」
「………仕方ないって何よー!失礼ねー!!快晴くんの、バカァ………えぇえーん!!」
「はぁ?なんで泣くんだぁ!?
ちょ、おい吉田ぁ!?中村!?
小早川なんかあったんか!?」

