見知らぬカレと同居生活!?

倉庫へ入ってく快晴くんの後ろ姿を見つめていると、

「あの………」

と、声をかけられた。

「え??」

振りかえると、昨日快晴くんに話しかけていた、可愛らしい女の子だった。

柔らかそうな長い髪に、大きくて可愛い瞳。白い頬は、淡いピンクに染まっている。

「大野くんの、お友達なんですか??」

「へ!?あ、あの、友達??は、はい!友達です!」

「そうなんだぁ、良かった」

彼女は、ホッとしたような笑顔を見せ、

「大野くーん!」

と、快晴くんのほうへ走って行った。

あ………また一緒に帰るのね???

別に………いいよ、いいよ。

快晴くんは、頼まれたら送る性格みたいだしさ。

あたし、今日は瞳ちゃん達に一緒に帰ってもらおーっと。