見知らぬカレと同居生活!?

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はぁ………飛び出したはいいけど、お財布も携帯も持たないまま、出てきちゃったから、
どこにも行けない……。

あたしは、名前も知らない小さな公園のブランコに座って、ため息をついた。

あれからどのくらい経ったかな…。やみくもにウロウロして、行くとこなくてココに来て、かなりの時間ボーッとブランコに座ってる。
あたし、怪しい女だなぁ。
フフッと自嘲気味に笑った。

これからどうしよう……。
あの部屋しか帰るとこないしなぁ。

涙が出そうになったその時。

「………小早川!」

男の子の声が、あたしを呼んだ。

「………快晴くん!?」

公園の入り口で、大きく息をつきながら、快晴くんが立っていた。