「翔弥先輩───。

ありがとうございます。
あたし、あの雨の日、翔弥先輩の優しさにすがって、先輩にはとても失礼なこと………
本当にゴメンなさい。

先輩の気持ちに、こたえられないのに、あんな………



でもあたし、絶対に絶対に、快晴くんとは幸せになります!
だから、どうか先輩も、幸せを見つけて下さい!

先輩は、わざと ちゃらけてるけど、でも本当はすごく真面目な人なんじゃないかなって、あたし思うんです。

そうでしょう?先輩。

きっときっと、先輩も幸せになれます!
あたし、そう感じるんです!


翔弥先輩、次に好きな人できたら、まわりの取り巻きの女の子達は、相手にしてちゃダメですよ!?

先輩ったら、女たらしぶってるけど、本当は違うでしょ??


って、あの、スミマセン、失礼なこと言ってますよね!?あたし!

あの、そうじゃなくて────」


「………ぷっ、あははははは!」


「ええ!?翔弥先輩!?」