見知らぬカレと同居生活!?

ドアをあけると───

眠っている小早川のベッド横には、スツールに腰掛けて小早川の顔を眺めている、中塚がいた。


「中塚……先輩」

顔を上げて、俺の顔を認めた中塚は、低い声で言った。

「大野………。
お前、どういうコトなんだよ、これは」

「どういう、って……」

「お前が一緒にいながら、想良ちゃんの足にこんなケガをさせて。
しかも、リタイア。
顔を見たら、涙のあとがいくつもある………。

お前、一体何をした!?説明して見せろ」