見知らぬカレと同居生活!?

ここの巨大迷路は、
小高い丘や小さな小川など、ちょっとしたハイキングコースそのものを舞台に、セットが組んである、といった迷路。

だから、あちこちに坂があったり、飛び越えなきゃならない小川があったりする。

「あ、快晴くん、そこくぼんでるから気を付け───きゃあっ!」

言ってるそばから、自分の足元にもくぼみがあってつまづいちゃったり。

危ない、危ない。
気を付けて歩かないと!

─────

しばらく歩いてゆくうちに、小高い丘をのぼり始めた。

快晴くんは、相変わらずあたしの手を握りしめてくれてる。

あたしのせいで迷路出られない、なんてコトになっちゃ大変!
快晴くんのためにも、無事にゴールしなきゃ!

快晴くんの手をギュッと握り返した。

振り返って快晴くんの無事を確認。
やっぱり整った顔だなぁ………///

───と、油断したのがいけなかった。

「っわ!ちょっ!き、きゃぁぁあああ!!!」

「なんだ!!??わぁっ!!!」