◆ キャッツ




「……うぇーーーー!!?」


っていうのは心の叫び声です


覗き込んできたのは
なんとあの先輩だった



あの。憧れの。

ああもうやっぱり格好いいよー!
優しそうだし!
いや絶対優しいし!




「大丈夫?立てる?
あ、もしかしてこのバナナの皮でスベったの?」

「え、あの、…えっと…はい。」

「マンガみたい」


先輩はそう言ってくつくつ笑いながら
私に手を貸して起き上がらせてくれた


……手!手っ!

すごい!夢みたい!!