「暁くんは教室にあがらないの?」 「別に…上がったところでいいことないし」 なんのために黒い外車っぽいのにのってきたの? っていいたくなる。 「じゃあ、私あがるね?助けてくれてありがとう」 “ガチッ” また腕捕まれた。 「ちょっ痛いんですけど…」 この人もさっきの人と同じなの? 恐怖がわきでる。 男の力に叶うはずがない私は、腕を暁雷斗の手から抜こうとしても無意味だった。