「学校、3学期から行かない?」
学校ね…。
「行きたい…」
久しぶりの学校。
みんなが私をどう思っているか不安。
うぅー……。
「よかった!もー、クラスの男子なんか半分死んでたんだから!」
死んでたって……。
「なんで?」
私、みんなとそんなに関わってないし。
そこまで想われることなんかしてない気が…。
あ、それとも私の為の嘘?
「……この鈍感女」
「なっ、失礼な!」
そんな呆れた目で見ないでよ!
雷斗に言われるとムカつく。
ま、誰に言われてもいい気はしないけど。
「事実じゃない」
「同感〜ッ」
「あさちゃんってば、究極の天然だよねぇ」
「馬鹿だな」
「可愛い娘に何言ってんだ!」
由良、アカリ、千年くん、倉橋くん、お父さんの順で私への文句を口々にする。
お父さんは…、ただの親バカ発言かな。

![*恋の味[下]*](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.787/img/book/genre2.png)