*恋の味[上]*【完】



「学校、3学期から行かない?」

学校ね…。

「行きたい…」

久しぶりの学校。

みんなが私をどう思っているか不安。

うぅー……。

「よかった!もー、クラスの男子なんか半分死んでたんだから!」

死んでたって……。

「なんで?」

私、みんなとそんなに関わってないし。

そこまで想われることなんかしてない気が…。

あ、それとも私の為の嘘?

「……この鈍感女」

「なっ、失礼な!」

そんな呆れた目で見ないでよ!

雷斗に言われるとムカつく。

ま、誰に言われてもいい気はしないけど。

「事実じゃない」

「同感〜ッ」

「あさちゃんってば、究極の天然だよねぇ」

「馬鹿だな」

「可愛い娘に何言ってんだ!」

由良、アカリ、千年くん、倉橋くん、お父さんの順で私への文句を口々にする。

お父さんは…、ただの親バカ発言かな。