「…ぶっ…、お前なに声に出してんだよ!」

「ほんっと!さすが麻美と血が繋がってるからか!?」

むぅぅー……。

いくら私でも、カッチーンってきますよ。

変な言い合いを続けているとー……、

「「真麻〜!」」

「由良、アカリ……みんなぁ…」

振り返ると、そこには、由良・アカリ・千年くん・倉橋くんの4人が立っていた。

「あれ?その感じは……?」

私の顔が満面の笑みだったから気づいたのか……、嬉しそうに聞いてきた。

「へへっ…、今後よろしく!」

そう、超満面の笑みで言ってやった。

みんなの顔がみるみる笑顔に変わり…、

「「真麻〜!」」

と、由良とアカリが抱きついてきた。

「ちょっ、ぐるじい……」

「あはっ、ゴッメ〜ン!」

「心配かけすぎよ!このっ馬鹿真麻!」

由良は怒ってるような言い方をしてるけど、私の為に涙を流してくれた。

「みんな、本当にごめんなさい」

私は深く頭を下げた。

許してもらえるか、もらえないかは分からない。

でも、謝りたい。