「渉!」



私が呼ぶと渉はこちらに向き直った




その表情はあの穏やかな微笑みを浮かべていた



「いつにする?
渉のお母さんと会うの」




渉は一瞬驚いた顔をして言った




「いいのか!?」




私はクスッと笑って渉に言った




「良いよ。私も渉のお母さんに会ってみたいしさ」



渉は表情がパァっと変わり



「じゃあ、今週の日曜日とか平気か?」



私は自分のスケジュールを思い出した