「んで、お前のあのメールは何だよ 机で寝ると寝癖がつくだとか!」 私はすぐに答えた 「イヤー、すぐに話しかけるのは面白くないしさ! んで、思い付いたのがそれだったからさ」 私はニコッと悪気のない笑顔で笑った。渉にだけしか向けたことのない笑顔。 たぶん、渉は気づいてないけど、こんな笑いが出来るようになったのはあの日から。 渉と私が1人じゃ無くなった日からだと思う 渉は、私の手の上に自分の手を重ねた。 たぶん、渉の癖だ