渉にこれ以上の試練や苦しみを与えるなら私に与えてください。



私は神様に届かないとわかっていてもずっとずっと祈り続けてしまうだろう






…………………いつの間にか学校に着いていた



教室にはまだ数人しかいないけど、私が今一番会いたかった存在。




渉が机に顔をついて寝ていた




私は廊下に出てドアのすみから教室を覗きこみ


ポケットから携帯を取り出して渉にメールを送った




渉は顔をつけたまま右のポケットから携帯を取り出して、私のメールを見て辺りを見回した