「なに?」




渉は、私の顎を右手の親指と人差し指で摘まんで
少し強引だけど…甘く激しいキスをしてきた。





私は、すぐに目を瞑り
それに応えた。



「あ//…わた…る」



渉は、舌をいれてきては
すぐに抜き、今度は私の唇に啄むようなキスを始めた。



「あ…//ん//」




「み…お…」





渉は、とても慣れた手つきとは言えなかったけど
とても、自分は愛されているのだと感じることの
出来るキスだった





私たちは、数分キスをかわし
離れたときはお互いに肩で息をしていた。



そして、しばらく見つめあい
二人で同時に「くす」っと笑いあって
同時に





「愛してるよ、渉」
「愛してる、実桜」