渉が、初めて 私の言葉を遮った。 渉は、自分の手を見つめながら、言った。 「本当だよ。 冗談なんかじゃない。 俺は、今、実桜と同じ空間にいるだけで 心臓が、爆発しそうなくらい、ドキドキしてる それに、お前を 全部、俺の物にしたいと 思ってる。 愛してるからだ。 愛してなきゃ、こんな風に思ったりしねーよ。 俺のこの気持ちが海に抱く気持ちとは全然ちげー。 こんな風に人の事心から愛おしいって思ったの初めてだ・・・ 実桜・・・・・お前が欲しいんだ」