彼の隣に生まれついたのは、偶然じゃなく必然だった



「…ぷはぁ。」

やっと、祐輔の顔が離れた瞬間。

深く息を吸う。

「ふっ。」

そんなあたしを見て、祐輔が笑う。

「///ちょ、笑わなくてもいーじゃん!どーせあたしは、こんなキスも6年ぶりですよーだ。」

「は?意味わかんねーし。お前彼氏いたじゃん。」

「優斗君とは、別にそーゆー関係じゃないし///」

「え?」

「そりゃ、一瞬付き合ってた時期もあったけど。軽いキスぐらいはしたけど。でも、祐輔のこと忘れられなかったから、それ以上はしてないもん!」

「マジ?」

「もー、何度も言わないから!バカっ!!」


そう言った瞬間、祐輔に抱きしめられる。