「誰だろ?ちょっとごめん。」
そう言って、あたしは電話にでる。
「もしもし?」
『あ、突然ごめんなさい。あたし、レイナです!撮影ではお世話になりました。』
「え、レイナさん?」
以外な相手に、驚いてしまう。
何だろう。
何でだか分からないけど、緊張する。
祐輔の顔が、頭にうかんじゃう…
『今日お仕事はお休みですか?』
「はい。そうですけど…」
『ほんと?良かった!あ、いえ、あの、今家ですか?』
レイナさんが、少し慌てた様子でそう言うから
ますます意味が分からない。
「いえ、今は…外にいますけど」
『あ、そっか。せっかくの休みですもんね!うーーん。そこで、テレビって見れます?』
「は?テレビ??」

