彼の隣に生まれついたのは、偶然じゃなく必然だった



「そっかぁ。まぁ女の子の感性だから分かんないけど、俺個人的には今日みたいなデートの後はさ、もっと懐かしい感じのとこがいいなぁ。たとえば、こーゆー公園?」

そー言って、彼が指さした公園にドキリとする。

「あ、オレも好きかも。こーゆー公園!懐かしいっすよね、青春って感じ。」

近くにいたスタッフも、そう言って話しに入ってくる。

「だろー?」



…やだ。


公園だけは、ヤメテ。


お願いだから、踏み込まないで。



「撮影、公園バージョンと夜景バージョン2つ撮っていい方選んでみたらどーっすか?」





嫌っ…