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「高崎さんと仕事できるなんて嬉しいです♪あたしあの雑誌の高崎サンのコーナー、すっごく好で毎月読んでるんですよ!今日はホントよろしくお願いします!!」


笑顔でそう言う”鈴木レイナ”は、思ったよりも数倍美人で、

人懐っこい笑顔がまぶしくて、

数倍”イイ女”だった。

なんていうか、内面もすばらしいっていうか。

欠点なんて一つも見つからなくて。

完璧な人。


「こちらこそ、レイナさんと仕事できるなんて、夢見たいっていうか。今日はよろしくお願いします。」

ありきたりな受け答えしか出来ない。

なんか、どんどん惨めになる。


世間でのイメージの彼女は

もっとこう、冷たい感じっていうか。

笑わないイメージで。

かっこいいが売りだったから。


少し期待してたんだ。

彼女の性格が、ツンケンしてるような、イメージ悪い感じだったらいいって・・・



あたし、ほんと最低。