彼の隣に生まれついたのは、偶然じゃなく必然だった


…………
…‥


「…っ。」

「やだ、咲が何で泣いてんの?(笑)」

「だってぇ、優斗君ヤバいよ~、何その話。超いいっ!」

あたしは咲を誘って、また2人で夕飯食べながら飲みに来たんだけど、そこであの日の出来事を全て話した。

あれから優斗君とは、毎日メールしたり電話したり、普通にラブラブカップル的な感じで。

うまくいってると思う。

この仕事が一段落ついたら、デートも行こうって約束してるし。

今は忙しいからって、気を使ってくれてるのも優斗君らしい。

祐輔なら…

って、何想像してんの、あたし。

頭に一瞬浮かびかけた彼を消す。

「でもホント良かったね。優斗君となら絶対幸せになるよ。」

咲が涙をふいて笑って言う。

咲の気持ちは嬉しかったけど、

何かが少しひっかかった。







幸せって、ナンだろう?