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「はぁっ、すっかり遅くなっちゃったけど。今日は付き合ってくれてありがとう☆ってか、ホントにわざわざ送ってくれなくてもよかったのに。帰り面倒じゃない?」
下見も全て終わって帰り道。
優斗君があたしをうちまで送るってきかなくて。
結局押し切られるまま、あたしのマンションの前まで来た。
「いいんだよ、僕が来たくて来たんだから。気にしないで。僕の方こそ、今日はデートしてくれて有難う。」
繋いだ手を離そうとしたら、真剣な瞳で見つめられる。
また、心臓がドキドキいう。
「…優斗君?」
「…あのさ、今度は本当のデート、誘ってもいいかな?」
「えっ?」

