「だって。悠とはソレが原因でダメになっちゃったワケでしょ?あんまかっこよすぎるのもさ、苦労耐えないっていうか、しんどそうだから。次の恋はさ、幸せになんなきゃ、ね?」

「咲…。ありがと。そーだよね、そろそろ前に進まなきゃね、祐輔にだって新しいキレーな彼女がいるワケだし?」

酒によった勢いで明るく言ったら、咲が笑顔を向けてくれる。

「そーだよ!あたし二人のこと応援するから。撮影楽しみだね☆」

「咲ってば、気早いよー!まだ告られてもないし。」

「もうじれったいー。杏里から告っちゃえば?」

「えー!?」


………
‥‥






こんな感じで、酔ったあたし達は恋バナ空想話で盛り上がって夜は更けた。


咲のおかげで、祐輔のコトは頭から消えていた…