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「ホントありえない!」
「はいはい、そろそろお水いきます?」
あの打ち合わせの後、あたしは咲に誘われて夕飯+飲みに来た。
まぁもう咲には話すしかないなって思ったし。
咲ならいいかなと思えたから。
で、飲んでるウチに、全部話したらさっきの祐輔の態度にイライラしちゃって。
少し飲み過ぎたかも。
「でもさ、いくら好きなのに別れたとはいえ、フったのは杏里ってコトになるワケでしょ?あたしは悠君の優しさだと思うけどなぁ。これから仕事も一緒にしなきゃなんないわけだし。変に気まずくするよりはさ、もう過去のコト!って何もないコトにしちゃった方がお互いやりやすいじゃん?」
咲の言ってるコトは分かるけど。
分かるんだけど
「…祐輔にとっては、ホントにもう過去のコトなんだね。」
「杏里…」

