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「ココ。もう学校は行かないの？」

「……うーん…」

「…一緒に行く？」

「……」


ココは何も答えない。しかし表情だけは素直で、何か思いつめたような険しいものへと変わっていく。


「……ねぇ、マシロ」

「なに？」

「学校は、ココにとって必要？」

「……へ？」


思いもよらない質問に、一瞬何の話をしていたのか分からなくなったような感覚に陥るマシロだったが、その整理はすぐにつけることが出来た。


「…必要だよ。現にココは学校へ行くたびに変わっているよ。ココ自身にも実感があるでしょ？」