「ココ、久代が心配してるよ」 「……うん」 ココの部屋にある出窓は毎朝陽射しが差し込み、一日の始まりを清々しく迎える手助けをしてくれる。 しかし、ここ二三日はカーテンが閉まったまま、本来の働きを出来ずにいた。 恐いらしい。 彼女は今、外の世界が恐いらしい。 影が存在するココの世界は、なにが起こるか分からない。課外活動での出来事はココにとって大きな傷になった。 ーーー… 「あの人の影は何?なんであれは、エミカちゃんだったの?」 マシロと共に暗闇から出ようと歩き出した時、ココは尋ねた。