「知りたいな」 「そっか……」 今も鼓動が速い。 まるで100m走を全力で 走りきった直後みたいに。 「純。…私はどんなでも 受け入れるよ?」 「……うん」 「だから…ちゃんと話して ほしいな」 「……わかった」 純は私を離すと起き上がる。 その背中を支える。 「大丈夫?」 「うん」 純は座り直すと 私を抱きしめた。