「でも、羽瑠が純の手を掴んで、“純は、大切にしたいと思った人、愛した人を、しょうがい……一生守り抜け”って言って死んだ」 「そんな……」 私はおもわず声を出していた。 「純もその言葉言ってたよ。 でも、あいつは泣かなかった。 そん時思ったよ。 あいつは強いヤツだって」