「杏?」 「ん?」 「ボーッとして、どうかした?」 「いや。……別に」 「そっか」 なかなか会話が続かない。 緊張してるからかな。 「平気…?」 「うん」 私の服を脱がせながら 純が聞いてくる。 「純も……」 「ん?」 「………」 「あ、あぁ。ごめん。俺も脱ぐよ」 純と私は何度もキスを繰り返して、抱きしめあって眠った。