「杏。……愛してるよ」 「急になに?」 「え!?そこ普通“私もだよ”とかでしょ!」 「あ〜はいはい。私も好きだよ」 「好き?」 「愛してるよ」 「それでよろしい!」 純は私の頭をポンポンって 撫でて、また煙草をくわえる。