「小日向さ〜〜ん!」 「ん?」 後ろから名前を呼ばれて振り返ると純がいる。 「あれ?部活は??」 「休んだ」 「そう……かぁ」 「どうした??」 私の手からスクバをとって、自分の肩にかけると純は聞いてくる。 「ありがと……」 「いえいえ。これ重いじゃん」 「そっかな?」 「だいぶ重い……」 純は話の途中で私に携帯を見せてくる。