「純……?」 「おはよっ」 「なんで?」 「杏待ってた」 少し歩いて、横断歩道を渡ると純がいた。 夏の入院中に、私のお父さんは出張先で事故にあい、亡くなった。 お母さんは、お父さんのもとに行ってるから今は家に帰ってこない。 「夏………どぅ?」 「学校は行きたくないって」「そっか………」 純は、夏のことを気にして、自分の家に帰った。 けど…やっぱり、体の傷が多くなってる気がする。