イケメンゴースト


服の隙間からのぞく肌は
白く戻っていた。

「俺、杏のこと、すんげぇたくさん傷付けた。泣かせた。……本当にごめん」

私に頭をさげて謝ってくる夏。

「……夏は私を笑わせてくれたよ。私だって夏のことたくさん傷付けたし……。ごめんね?」
「いいよ……」

「夏、私ね、夏とこれからも一緒に歩いていきたい。ずっと一緒いたい。……ダメかな??」
「……」