「は ぐるま…?」 「うん。杏は自分が悪いって思ってる。夏もきっと自分が悪いって思ってるだろ?お互いにすれ違っちゃったんだよ」 純はわかりやすく 話してくれる。 「杏は明日、素直に夏に気持ち伝えてきな」 「でも………」 「でもは無し!お互いに気持ちぶつけてこい! 俺、待ってるから」 純は私を離して立ち上がる。 「今日、杏の母ちゃん帰り遅くなるって」 「そっか。……わかった」