部屋に入るとまず目に入ったのが 純の大きなエナメルバッグ。 チャックが開いてて中の服が少しだけ飛び出してる。 机の引き出しを開けると 夏との写真が目に飛び込んできた。 「な……っ…つ」 小さく呟く。 写真の中の夏はすごく綺麗に笑っていて、その隣の私も笑っている。 こんなことになったのは、 いつからかな。 「あっ」 写真の上に雫が一粒落ちた。何泣いてるんだ、自分。 「杏!飯!!!」 「あっご飯」 下から純が呼んでくる。 私は下におりていく。