「ご飯、出来たわよー!」 「…ん。じゃあ行こっか」 何事もなかったかのように 制服を直してくれて 下に降りていく夏。 「待って。夏。」 「ん?」 そう言って振り返ると また私のところに 戻ってきてくれる。 「ここ、変じゃない?」 「うん。大丈夫だよ。」 夏は 私の手を握ってくれて 一緒に階段を降りていく。