「……この傷って誰にされたの?」 「父ちゃん。…俺は邪魔なんだよ」 「なんで?」 「父ちゃんに言われた」 すごく寂しそうな顔で答える純。 「父ちゃんがさ、家に違う家族を連れて来たのってつい最近でさ。…もぅ母ちゃんもいねぇから俺、どうしていいかわかんなくってさ」 「そうだったんだ…。大変だったね」 純は涙をこらえながら 笑ってる。