17歳の不良と6歳の殺し屋

「これはスタームルガーMk2(マークツー)サプレッサーモデル。日本(ここ)に来て一番よく使ってる銃よ。」

翡翠はシグよりも透明感のある銀の色をした先に少し筒が付いたような銃を取り出した。

「へーなんで?…あ、サイレンサーってのが着いてるからか」

「いい所にに気付いたわね。因みにスタームルガーはアメリカのスタームルガー社(ドイツのルガー社とは別会社)が競技用として開発したのだけれど丈夫で安価の癖に命中精度が高いためサイレンサーを装着した軍用モデルや暗殺用モデルなんかもあるのよ。22口径と言うシャープペンのキャップの消しゴム程の大きさの弾を使うから反動も大した事無いし22口径程ならサイレンサーを着ければ見事に音を消す事が出来るから良くCIAなんかが暗殺任務等に使ってたの。私はこの銃を『アサシン』って呼んでるわ」


「アサシン…?」


翡翠に長ったらしい説明の後に雫は首を傾げた。
それにハリスが付け加える。