17歳の不良と6歳の殺し屋

「で、今度は私の武器なんだけど」

ニッコリ笑う翡翠。

(なんで、今日の笑みこんな黒いの…!!)

「は…はい」


雫はこの日、本物の恐怖を覚えた。



「まずコレね。」

(ってやっぱ話続けるのか…)

「ん?今何か言った?」

鋭く、まるで心を読んだかのように言って来る翡翠に雫は慌てて首を振った。

「え、ううん」

「そ?顔色悪いけど…まあ、大丈夫ね」

(一応病人なんだけどな…)


そんなこんなな会話を続けて雫はまた翡翠の熱い説明を聞く事になった。