17歳の不良と6歳の殺し屋


ヒュン!っと翡翠は屋根を飛び降りて道に降り立った。

「翡翠――!!」

呼ばれて振り向けばそこにはコルダがいた。

「買い物を終わったの」

大量の買い物袋を上げてみせる。
翡翠はそれを見なかった事にして、コルダに駆け寄った。



「ねぇ、コルダ」

「何なの?」




「私、雫に恋してるの?」