ヒュン!っと翡翠は屋根を飛び降りて道に降り立った。 「翡翠――!!」 呼ばれて振り向けばそこにはコルダがいた。 「買い物を終わったの」 大量の買い物袋を上げてみせる。 翡翠はそれを見なかった事にして、コルダに駆け寄った。 「ねぇ、コルダ」 「何なの?」 「私、雫に恋してるの?」