ハリスと雫がお粥を作っている頃、翡翠とコルダは言われたものの買出しに行っていた。
「まったく、なんで私がこんな…」
「まぁ、たまにはいいじゃないの」
コルダは籠に風邪薬やアイスをゴロゴロと入れている。
「というか、別々で頼まれたんじゃなかったかしら?」
「いいのいいの!コンビニの後はスーパー寄るの」
「………」
翡翠は一度むっすりとして、諦めたかのようにはぁ、と溜息を吐いた。
「何でこう、緊張感に欠けるのかしら……」
「なに?緊張してんの?翡翠」
「そうじゃないけど…一応人殺しに行くのよ?」
「だからなんなの?」
「だからってあんた…」
コルダは位置を移動する。その籠の中はいつの間にか菓子類が混ざり、一杯に膨れ上がっていた。
「そういうの、今まで気にしなかったじゃないの」
「私じゃなくて!」
「そんなに雫が大事なの?」
「……?!」
翡翠はぐっと喉を詰まらせてそっぽを向いた。
「もう今更、手遅れなの。」
「……当たり前でしょ。こんな所で引き返したら待っているのは死のみよ」
「そうさせたのが翡翠だって事を忘れない事なの」
「……何が言いたいのよ?」
「まったく、なんで私がこんな…」
「まぁ、たまにはいいじゃないの」
コルダは籠に風邪薬やアイスをゴロゴロと入れている。
「というか、別々で頼まれたんじゃなかったかしら?」
「いいのいいの!コンビニの後はスーパー寄るの」
「………」
翡翠は一度むっすりとして、諦めたかのようにはぁ、と溜息を吐いた。
「何でこう、緊張感に欠けるのかしら……」
「なに?緊張してんの?翡翠」
「そうじゃないけど…一応人殺しに行くのよ?」
「だからなんなの?」
「だからってあんた…」
コルダは位置を移動する。その籠の中はいつの間にか菓子類が混ざり、一杯に膨れ上がっていた。
「そういうの、今まで気にしなかったじゃないの」
「私じゃなくて!」
「そんなに雫が大事なの?」
「……?!」
翡翠はぐっと喉を詰まらせてそっぽを向いた。
「もう今更、手遅れなの。」
「……当たり前でしょ。こんな所で引き返したら待っているのは死のみよ」
「そうさせたのが翡翠だって事を忘れない事なの」
「……何が言いたいのよ?」


