17歳の不良と6歳の殺し屋


「あの馬鹿息子をボコるのは楽しかったよね」

「ありゃ、お前らだけだろ!楽しんでいたのは!!」

「そーだったかな」


コトコトと小さな土鍋が鳴り出す。カパッと蓋を開けてハリスがお粥を覗き込む。

「美味そう」

「私のだよ」

切り刻んだ野菜を入れる。そして鍋をもう一つ出して卵を用意する。卵スープを作るのだ。

「ハリス、塩とって」

「あいよ」