17歳の不良と6歳の殺し屋


「ぁ…ぁあ…ぅあッ…」


雫はひくつく喉の痛みと目の前の少女の哀れな姿を見て、また涙を流した。
翡翠はそっと、二人に近づくとその少女の目を伏せてやった。

「埋めましょう」

翡翠の言葉に雫は顔を上げた。

「あっちに日のよく当たるお花畑があったわ。とっても美しい場所。そこに彼女を埋め
てあげましょう」

雫はコクリと頷いた。