17歳の不良と6歳の殺し屋

「おかえり~ふたりとも」

中に入ると、席についたハリスと野菜を盛り付けている雫がいた。

「おっせーよ。腹減ったぜ」

「果物いくつか出そうか~」

「僕がやるの」

「じゃあ、残りはバスケットに入れといて。あ、翡翠何ソレ~!」

「野苺や木苺、好きなんでしょ?他にもあるわよ」

「とってきてくれたの?!ありがとうー!!」

「ええ、明日から修行キツくなるから」

「ええ?!ちょ!聞いてないよっ!」

「今言ったわ」

「うおおおおい!!」

雫は泣きながら木苺を口に含んだ。

「あ、おいしい…」

それに周りが笑い出す。