17歳の不良と6歳の殺し屋

「果物に木の実」

普段、果物しか取らない自分が木の実なんかを取ったのはベリー系が好きな少女のため。
なんだかんだ言って嫌いになれない不思議なあの子にささやかなプレゼント。

「な~んて、歳相応な事やってたらまぁ。囲まれちゃったわけね」

「あらら、僕の出番はないの?」

「そういう事ね。」


どっさりと果物を持つ可憐な少女の周りに不相応に転がされる男達。

「まさかここまで嗅ぎつけるなんて。まったくいい情報網だわ」

翡翠はフンッと鼻をならした。コルダはジッと周りを見渡す。

「ザッと見た感じ、20くらい?」

「正確には18よ」