17歳の不良と6歳の殺し屋

材料は大体揃っていた。
さくさくと下準備を終えていくと、コルダが薪を持って中に入ってきた。

「もう、火起こしてるの?」

「ああ、うん。それより暖炉の掃除してくんない?灰だらけでしょ?」

「了解なの。」

コルダは暖炉に近づいて灰を集めた。そして綺麗に薪を並べていく。新聞紙に火をつけて薪を燃す。

「ハリス見なかった?」

「ん~?さぁ、見てないの」

「そろそろ肉の準備しないと…」

そう二人が会話をしているとタイミング良くハリスが入って来た。

「よう~!イノシシ狩って来たぜ!下ろしたてだ。」

そう言ってさばかれた肉を雫に渡す。

「あ、さばいてくれたんだ」

「ああ。だって雫嫌がるじゃん」

「あ~…」