17歳の不良と6歳の殺し屋

「…最近あいつの思考がわからなくなってきたなぁ…」

トントンと人参を切りながら雫は呟いた。

「あ、じゃがいも…あるかなぁ。ま、なかったら取りに行けばいいか」

実は、ここより少し先に畑があるのだ。動物避けに色々トラップがあり実は一番の危険地帯化しているのだが、そこに野菜かなんかがあり、雫のお気に入りだったりする。
収穫は大体コルダが行っていたが雫も同行する。翡翠と雫の提案でハーブや苺も育てる予定だ。
かなり自分勝手な提案だが、まぁ可愛らしいわがままなので誰も咎めない。
咎めたところで返り討ちは間違いなしだ。