17歳の不良と6歳の殺し屋


「は?」

雫の目が点になっているとハリスはお構い無しに歩き出した。
ズンズンと機嫌よく鼻歌まで歌っている。
雫は数秒固まって、ハッとして急いで追いかけた。

「なんなんだ!」


地下のような場所を通り過ぎるとエレベーターがあった。
エレベーターの前では翡翠とコルダが会話をしている。
雫達が近づくと、コルダはてを振って雫に声かけた。

「雫、よかったらここ探検してみたら?色々な場所があるの」

「てゆーか、ここどこ?」

「行ってみればわかるの。僕は上にいるの。じゃね」


チン!ッと、丁度着いたエレベーターに乗り込むとまた手を振って上がって行った。